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阪神久保、能見に続き血液型ジンクス破れ

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 トラ逆襲のキーワードは“血の掟(おきて)”を破れ!? 阪神先発陣に「O型の謎」がある。08年の日本人先発勝利は、なぜかすべて血液型がO型だった。今季はAB型の能見が4月18日横浜戦で勝利。O型以外の先発勝利は、能見自身がマークした07年9月4日横浜戦以来だった。7日ヤクルト戦の先発が予想される久保康友投手(28)はB型。ロッテから移籍後、開幕ローテ入りしながら4戦未勝利。医学的な根拠はないが、久保もジンクスを打ち破れば、虎の先発陣は強固になる。

 「阪神先発=O型」の法則とでも呼べばいいのか。08年阪神の日本人先発勝利投手は、すべて血液型がO型だった。安藤、下柳、岩田、福原、上園、杉山、石川の7人で昨季先発、全52勝中44勝と85%近くを占めた。残り8勝は血液型不明のアッチソン(5勝)、ボーグルソン(3勝)。A型の鶴、AB型の能見は1試合ずつ先発したものの勝利投手になれなかった。

 統計学上、分母が小さければ偏りが出る。とはいえ、04年以降の岡田政権下の5年間に広げても、勝敗がついた708試合中(引き分けをのぞく)、O型先発は523試合。先発投手270勝中、O型が215勝と、実に79・6%、約8割を数えるのは、やはり不思議ではある。

 超一流スポーツマンにはO、B型が多いとの諸説がある。実際にプロ野球選手855人(育成含む、今季開幕時)を調査すると、A型34・4%、O型29・1%、B型20・9%、AB型7・3%、不明8・3%。日本人の平均分布と言われるA型38%、O型31%、B型22%、AB型9%と、ほぼ一致する。阪神所属選手も同様で、投手は若干O型が増えるが、それほど大差はない。

 それでも、面白いことに阪神の先発ローテを守る投手となると、O型に大きく依存する。血液型については医学的にも心理学的にも、いずれも明確な根拠はない。突き詰めれば偶然。しかし、たまたま集まった地力あるO型投手を上回るだけの「新陳代謝」がチーム内で行われていない、ということは言えそうだ。

 ロッテから移籍し、開幕ローテ入りした久保はB型。依然勝てていない。一方でAB型能見は4月18日、同月24日に連勝。それでも安藤、下柳らのO型は、すでに5勝で「勢力図」を塗り替えるまでには至っていない。「血の入れ替え」を促す意味でも、久保の勝利に注目だ。

 [2009年5月7日10時35分 紙面から]


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