<横浜4-12阪神>◇10日◇横浜
3連敗中で負ければ07年以来の最下位転落だった阪神が、横浜戦に12得点で快勝し、連敗をストップさせた。2点を追う3回、2四球と2失策、ボークも絡んでノーヒットで4点を挙げ逆転に成功した。28イニングぶりの得点で勢いに乗ると、その後は適時打、1発攻勢で大量得点した。2試合連続完封負けしていた打線が復活、勝てなかった日曜日にも今季初勝利。運も味方につけて4位に浮上したトラが、ようやく反撃に出る。
重たい扉をこじ開けたのは1番赤星憲広外野手(33)だった。2点を追う3回、先頭打者で持ち味を発揮した。3球目までにカウント2-1と追い込まれたが、計7球のファウルで粘って12球目の高めボールを見極め四球で出塁した。赤星は「とにかく仕事ができてよかった。大きなリードをとったというか、結果的に関本も四球になったのでね」と話した。
塁上でも揺さぶった。走りそうで走らない動きでバッテリーのリズムを狂わせた。1、2番の連続四球で無死一、二塁のチャンスをつくった。続く鳥谷のバントを小林が失策。無死満塁で、今度は金本の一ゴロをジョンソンが後逸してまず同点。さらに相手ボークで1点、林威助の遊ゴロの間に1点。無安打で4点を挙げ逆転した。ここ2試合連続完封負けだったが、28イニングぶりの得点が転がり込んできた。
就任以来、初めて日曜日の試合に勝利した真弓明信監督(55)は「結果はそう(失策)だけど、1、2番が粘って四球を取ったところから。やっぱり粘り強い攻撃なんだと思う」と真っ先に勝因に挙げた。4回以降はタイムリー、1発攻勢で今季最多タイとなる12得点のお祭り騒ぎ。チーム安打は9本だったが、粘りと幸運を織り交ぜ大量得点を奪った。
4連敗を免れ、最下位転落ピンチを回避した真弓監督は「(1点でも)点を取ったら勢いがつく。点を取るまで我慢しながら、粘り強い攻撃をしないといけないね」。まだ借金は3もある。この白星を貧打解消のきっかけにする。
[2009年5月11日9時5分
紙面から]ソーシャルブックマーク



