<ロッテ6-4西武>◇16日◇千葉マリン

 ロッテのチェイス・ランビン内野手(29)が値千金の逆転2点二塁打を放った。1点を追う8回2死満塁から、西武星野のスライダーをうまく左中間へ運んだ。初球の甘いスライダーを見逃したことで、結果的に勝負に来たスライダーをうまくとらえた。「星野が直球とスライダーの投手ということは分かっていたので、甘い所に来たら打とうと思っていた。うまく反応できた」と笑顔で振り返った。試合後はライトスタンドのファンの前でオリジナルの「ランビンダンス」を披露するハイテンションだった。

 前日15日の西武戦は0-18と大敗し、この日は先制しながらも逆転される嫌な流れだったが、ランビンのひと振りで断ち切った。バレンタイン監督は「苦しみながらも勝てたことは大きい。ランビンは大きな仕事をやってくれた」と目を細めた。これでチームの連敗は2でストップ。借金を4に減らした。

 [2009年5月17日8時43分

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