<広島1-2巨人>◇17日◇マツダスタジアム
得点力不足の泥沼におぼれるコイに、一筋の光が差し込んだ。ドラフト3位の即戦力ルーキー右腕・小松剛(22=法大)が、プロ初先発で7回7安打1失点の好投を見せた。セ界屈指の破壊力を誇る巨人に「胸を借りるつもりで」と真っ向から挑んだ。失点は脇谷のソロ本塁打のみに抑えて“次回先発登板”の内定をもぎとった。
4月19日ヤクルト戦以来となるプロ2戦目の登板が初の先発。おまけに降雨で約1時間遅れのプレーボール。あえて「試合のことは考えずに」音楽を聴くなどしながら心を落ち着けて待ち、マウンドに立った。4回までに被弾も含め7安打1失点と、慣れない先発マウンドに苦しんだ。
しかし「緊張したけど徐々に楽しめました」と尻上がりに本領を発揮。5回を無難に切り抜けると6回は初の3者凡退に。圧巻は7回だ。ここまで3安打された松本をすべて直球で、続く小笠原にはすべて球種を変えて三振を奪い「よっしゃー!」とほえた。負けん気の強さと冷静さを見せつけた。
小松の降板後に、両軍ともに暴投で1点を加えて1-2で終了。投高打低のチーム事情による敗戦にも「今日の光は小松。次回先発のチャンスも当然ある」とブラウン監督は手放しで褒めた。これで15勝20敗2分け。今季最多の借金5で交流戦に突入するが、若ゴイの力で浮上を狙う。【佐藤貴洋】
[2009年5月18日11時46分
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