<ソフトバンク5-4広島>◇23日◇福岡ヤフードーム
秋山ソフトバンクが今季2度目の3連勝で1カ月ぶりの借金完済!
交流戦から導入する新クリーンアップ「OMK」が計6安打3打点で打線をけん引。3回に3番オーティズのフェンス直撃三塁打などで4点を奪い、試合を優位に進めた。4番松中は2試合連続猛打賞、5番小久保も復調気配の1安打。交流戦は3勝1分けで首位をキープ。24日からは東京でヤクルト、巨人と対戦。貯金生活を目論んでいる。
オーティズは米国から呼び寄せた家族と、屋根から打ち下ろされる花火ショーを眺めていた。ドーム球場ならではの、珍しい勝利の儀式。耳をつんざく爆発音に驚く4人の子供たちを楽しそうに見つめた。「今日はいい点の取り方だったね」。助っ人はこの日も花火の迫力に負けない強烈な打球でチームをけん引した。
日本通算450本目の安打も特大だった。3回。1点を先制し、なおも一、三塁。斉藤の外角直球をとらえ、右中間フェンス直撃の適時三塁打。昨年まで日本球界で3本しか打っていない三塁打を2日続けて記録した。「1点を先制した後だけど、続けて攻めていかないといけない場面。打つべきところで打てて良かったよ」。松中も続いて、一挙4点。先発藤岡を助け、主導権を握った。
6回に代打小斉が犠飛を打ち上げ、広島の反撃を1点差で振り切り、今季2度目の3連勝。交流戦3勝1分けで首位をキープする。原動力はここ4試合続けるオーティズ、松中、小久保の新クリーンアップだ。松中は「彼はチャンスをつくるし、チャンスにも打てる」と4月下旬に加入した助っ人に感謝。毎日資料室に足を運び、相手投手を映像で研究する姿に、川根スコアラーは「ビデオで勉強し、頭でよく考えて打席に入っている。目付けがいい」と感心する。食事の前に必ず祈りをささげ、酒もやらないまじめなドミニカンは打率を3割台に戻し、チームの中心的存在になってきた。
松中は今季初の2試合連続猛打賞。復活をうかがう小久保も8回に左前打と意地をみせた。試合前の円陣では主将として「絶対5割に戻そう」と声を張り上げていた。この「OMK」でチーム9安打のうち6安打を集中。「だいぶ打線に元気が出てきた。3、4、5番がね」。秋山監督は自分に言い聞かせるようだった。4月22日以来の勝率5割。最大4あった借金を1カ月かけて返済した。24日からはヤクルト、巨人と敵地で2試合ずつ対戦。「これからだな」。指揮官が東京土産にほしいのは白星の貯金にほかならない。
[2009年5月24日10時57分
紙面から]ソーシャルブックマーク




