<広島8-3ロッテ>◇27日◇マツダスタジアム
マー君と同期の「マエケン」が復活した。広島前田健太投手(21)が、長いトンネルをようやく抜けた。ロッテを相手に7回2失点で、4月11日以来の今季3勝目を、雨でずぶぬれになりながら手に入れた。「ホッとしました」の第一声は、心からの本音だった。
5連敗で迎えたマウンドは、最悪のスタートだった。初回、先頭の西岡にいきなり右中間三塁打され、PL学園の先輩となるサブローに先制適時打されるなど簡単に2失点。これまでならここから崩れてしまうところだったが、この日は踏ん張った。「そんなにガックリしなかった。2回からは粘り強く投げられた」と振り返るように、武器のカーブを有効に使い7回まで点を与えなかった。味方打線が4回に逆転して、さらに乗った。
連敗中はかつてないほど思い悩んだ。先輩の大竹が「あいつは強いですよ。落ち込んでいる様子を見せない」と評するタフな男も、今季始めたブログの更新を5連敗となった20日オリックス戦で負け投手になってからは止めた。前夜とこの日朝には、「連敗中は不運なヒットもあったりしたのでお清めのつもりで…」と、塩を全身に塗って風呂で洗い流し、厄払いしてから臨んだほどだ。もがき、苦しんだ末につかんだ勝ち星だった。
ブラウン監督も「2回以降はきっちり切り替えて修正したね」と期待の21歳の復活に目を細めた。チームも今季2度目の3連勝。前田健は「これでブログも更新できますね!」と声高らかに胸を張った。【高垣誠】
[2009年5月28日8時35分
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