<楽天2-3阪神>◇3日◇Kスタ宮城

 痛恨の采配だった。1-0の7回1死一、三塁。初球スクイズを失敗した嶋に、ベンチはカウント2-2からヒットエンドランのサインを出した。結果はワンバウンドのフォークに空振り三振に倒れ、飛び出した三塁走者もアウトとなる、最悪の併殺。チャンスは一瞬でつぶれ、直後の逆転負けにつながった。

 走者三塁からのヒットエンドランは、野村克也監督(73)好みの作戦の1つ。阪神時代に決行したが、楽天では初。スクイズと違ってファウルが許されるメリットがある一方で、打てないとこの日のような結果になる危険をはらむ。温めていた秘策が失敗し、野村監督は「どうしてもノドから手が出るほど1点が欲しかった。フォークを読まないといかんね。あれ、私の失敗です。結果論だけど、2球続けてスクイズだった」と、打者有利ではないカウントでの敢行に、自身の非を認めた。

 8回に逆転された場面にも反省の弁。「(田中は)1点を惜しんで3点取られた。無死三塁でも、無死走者なしと思えばいいのに。それを力んで三振を取りにいく。ああいうところで出ていってアドバイスしないといけないんだけど、私の責任です」。ベンチワークに反省しきりの野村監督だった。【金子航】

 [2009年6月4日9時24分

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