<巨人3-2楽天>◇7日◇東京ドーム

 ノムさん、執念が空回り…。楽天が、あの手この手を尽くして巨人に立ち向かったが、はじき返され今季初の4連敗。最大8あった貯金は、もはや昔話でついに借金生活に突入した。満塁3回を含み、得点圏に走者を置いたのは6イニング。だが、得点は2点だけで、17残塁は、プロ野球記録にあと1に迫る屈辱だった。

 勝つための策は取った。

 (策1)先発は有銘

 中継ぎエースを07年7月11日以来の先発マウンドへ送った。李の天敵で巨人キラー。4回に2死満塁の好機で打席が回り、交代となったが、3回無失点と満点投球だった。ただ、順番では左腕長谷部の先発とあって、巨人が打線の右左で困ることもなく、野村監督は「奇襲じゃないよ。予想していただろ」と、ションボリ。

 (策2) 打線大改造

 4番はプロ初体験の草野。3番は05年6月5日以来の山崎武。リックは08年7月13日以来の三塁で6番。攻撃重視の打線とあって、守備重視をモットーとする野村監督は「最悪のオーダーだよ。草野球だ」と試合前からムッツリだった。それでも、この日まで東京ドームで1試合平均4・57得点の巨人に対抗するには打つしかないと首脳陣は判断。大改造に踏み切った。

 (策3)先手先手の采配

 4回2死満塁で代打中村紀。7回も1死二、三塁で代打中島。さらに7回2死満塁で代打は捕手の藤井。8回2死一、二塁で、二塁走者の山崎武に代走聖沢。「早め早めに手を打ったんですが、結果に出ませんでした」と橋上ヘッドコーチは、うなだれた。

 7回に同点にした。だが、あと1点が、奪えない。野村監督は「しゃべる気にもならんわ。勘弁してほしいわ。残塁の楽天、本領発揮や。17残塁?

 もう慣れてます。適時打、出ないもんだと思っているから、腹も立たない。4連敗か。いつまで続くんやろ。ドツボにはまったなあ」と、ボヤきっぱなしだった。【金子航】

 [2009年6月8日8時53分

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