<ヤクルト0-3日本ハム>◇7日◇神宮
エース敗戦のショックを守護神が吹き払った。日本ハム武田久投手(30)が3-0の9回に登板、3人で仕留め11セーブ目を挙げチームの連敗を止めた。6日巨人戦でダルビッシュが2点リードを守り切れず、自身の連勝が7で止まるまさかの敗戦を喫した。今季から抑えに回った新ストッパーが、嫌な流れも一掃する白星をもたらした。「こういう試合だと中継ぎ陣にも緊張感が出る」と、心地よさそうに汗をぬぐった。
1球入魂で刻んできた数字は、この日も不動だった。初登板の4月5日楽天戦から20試合、21イニング連続自責点ゼロ。強打が現状の最大の強みだが、首位快走の陰で支えた1人。5月31日阪神戦以来、ちょうど1週間ぶりのマウンド。「体が軽いのは分かっていた。間隔が空いていたので早く投げたかった」。遊ゴロに切った川島慶へのウイニングショットはこの日、最速145キロ。うっぷんを晴らすように、力でバットを押し込んだ。
梨田監督が「この白星はものすごく大きい。ダルがやられた後で、選手にも危機感があった」とうなる会心の1勝を呼び込んだ。パ・リーグ最速30勝到達のキーマンとして、鉄腕はホームベースを封鎖し続ける。【高山通史】
[2009年6月8日8時12分
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