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マー君が旧友祝う8勝、投手3冠返り咲き

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3回、打者中村真の適時二塁打で2点目を奪うと、田中は笑顔を見せる
3回、打者中村真の適時二塁打で2点目を奪うと、田中は笑顔を見せる

<楽天3-1中日>◇11日◇Kスタ宮城

 立ち慣れたはずなのに少しぎごちなかった。楽天田中将大投手(20)は平石、青山と並んだお立ち台で、「僕から始まった連敗だったので。ストップはできましたが、本当にすいませんでした」と、いきなりファンに謝った。そして「勝ちたい気持ちの一心で投げました」。責任を感じ続けていた男は、ずっと照れくさそうだった。

 安打は打たれてもスキは見せなかった。1回、先頭井端を中前打で出したが、荒木のバントを素早く処理し二塁で封殺。結果的に3人で切り抜けた。「バタバタしていたけど、3人で終われたことでリズムに乗れた」と振り返った。走者を許さなかったのは6回だけ。それでも三塁は踏ませずピンチらしいピンチは1つもなかった。野村監督は今季初の中7日ながら93球での降板に、「投手は最低120、130球くらい投げないと」とひとボヤキ。それでも連敗をようやく6で止め、それ以外は終始ご機嫌だった。「今日のヒーローはおれやろ。マー君(の登板日を)今日に変えたんだから。連敗を抜けたら、そこはBクラスだった」と口も滑らかだった。

 登板前には、うれしい一報が飛び込んできた。駒大苫小牧時代の同期、鷲谷外野手が、米大リーグのドラフトでナショナルズから14巡目で指名を受けた。青春時代にともに汗を流し、05年夏には甲子園で頂点にも立った間柄。「話は聞いていましたよ。すごいですよね、14巡目なんて。全体でも400番目くらいですよね。WBCで米国に行った時には、食事にも行ったんですよ」と、目を細めた。

 田中は両リーグトップの今季8勝目を挙げ、パ・リーグ投手3部門で単独トップに返り咲いた。5月27日以来、約2週間ぶりの白星は、プロの荒波に飛び出す友へのエールにもなった。【小松正明】

 [2009年6月12日8時13分 紙面から]


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