野村楽天が、新4番候補として、トッド・リンデン外野手(28)を獲得することが13日、分かった。今季はヤンキース傘下3Aスクラントンで不動の3番打者を任され、同チームが所属するインターナショナルリーグで、安打数と得点が2位。打点と二塁打は3位と、好成績を残している。地元ではチームでもっとも実力のある打者として人気もある。12日(日本時間13日)にニューヨークで身体検査を受け、大筋合意に至ったという。14日にも、球団は獲得を発表する見込みだ。
最大の魅力は、長打も打てるスイッチヒッターという点だ。野村監督は、右投手には左打者、左投手には右打者を起用するのを好む。両打ちのリンデンならば、ベンチにいる野村監督の不安感も軽減する可能性は十分だ。リンデンは以前から日本球界に関心が高く、楽天入りに前向きという。
チームは開幕4連勝と好発進したが、交流戦に入ると大失速。この日の勝利で単独最下位からは脱出し、ようやく10位タイに浮上。岩隈、田中を中心に、投手陣に注目が集まるが、最大の課題は打線にある。チーム打率2割3分1厘は12球団ワースト。交流戦7本塁打も同様にワースト。この日の2回に1イニング3得点をマークしたのは、実に5月13日の日本ハム戦以来、交流戦初という貧打線。FA加入の中村紀も腰痛に苦しみ本来の力を発揮できていない。外国人野手は2人ともスランプで、2軍調整中。野村監督のラストイヤーと位置づける今季だけに、打線の軸となる大砲の獲得を、現場もフロントも望んでいた。投手は福盛、野手はリンデン。補強を重ねて、再びAクラスへの猛チャージを狙いたいところだ。
[2009年6月14日7時10分
紙面から]ソーシャルブックマーク




