<広島3-2楽天>◇18日◇マツダ

 楽天田中将大投手(20)が7回7安打2失点も9勝目を逃した。5回2死二塁から広島投手の大竹に中前適時打を許すと、7回には二ゴロ併殺の間に同点とされ、その回で降板した。プロ3年目で初めて投手に安打を許すと「(大竹には)打たれなきゃいい話なんで」。交流戦でしか出会わない落とし穴に、マー君が足を取られた。

 不測の事態に、あっけに取られた。5回、先頭の喜田剛に右越え二塁打を打たれピンチを招いたが、後続を抑え2死までこぎ着けた。残るは投手の大竹。だがピンチ脱出と思ったところに、わなが待っていた。初球のスライダーにバットを合わせられ、打球は二遊間を抜けていった。野村監督も「せっかく2アウト取ったのに、あれは不用意」と口をとがらせた。「投手打者」との対戦成績は前日まで11打数無安打。アウトで当然の投手に打たれたことで、相手の反撃ムードまで盛り上げてしまった。

 7回112球のうち大竹に投げたのは18球。3打席目は12球もかかった。野村監督も「大竹はセンスがあるね。打撃に興味があるんじゃないの?

 読みも全部当たってたよ」と、たたえるほどだった。投手打者に厳しい内角攻めや死球はタブーで、投げにくいのが投手の心情。3年目、かつ交流戦でしか対戦しないパ・リーグにいればなおさらだ。日々成長する田中に、新たな経験がまた1つ積み重なった。【小松正明】

 [2009年6月19日8時27分

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