日本ハム中田翔内野手(20)が故郷広島でのサバイバルで一振りにかける。20日から交流戦最終カード広島2連戦(マツダ)。リーグ戦再開後、先発投手を補充のため野手の出場選手登録を抹消する必要があり、中田はその候補の1人になっている。福良ヘッド兼打撃コーチは「この2試合で(降格する野手を)決める」という方針だ。出場機会は代打が決定的で、最大2打席のチャンスに望みを託す。

 球場を引き揚げる時の険しい表情が、勝負の時を物語っていた。報道陣にほとんど視線を向けることなく「すごい良かったッス」と新球場の印象のみを話しただけ。フリー打撃では3方向へまんべんなく鋭いライナーを打ち分けた。だが1軍昇格後、出場10試合で13打数4安打の打率3割8厘。残している数字と比べ、5三振と内容がやや物足りない。実戦での打席数が減少し、成長スピードの遅れを懸念する考えも、チーム内にはある。すべてを覆すだけの「一発回答」が、中田の命綱になる。

 [2009年6月20日8時30分

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