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真弓監督、逆転勝利もミス連発に笑顔なし

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ブラゼルをベンチで出迎えてタッチを交わす真弓監督(撮影・清水貴仁)
ブラゼルをベンチで出迎えてタッチを交わす真弓監督(撮影・清水貴仁)

<中日3-4阪神>◇2日◇ナゴヤドーム

 粘りの逆転勝利にも、阪神真弓明信監督(55)に笑顔はなかった。8回のブラゼルの逆転打を思い返すたびに、それまでつぶしてしまったチャンスの芽の方が気にかかった。借金11への転落、3位中日と10ゲーム差と離される敵地3連敗を土俵際で免れたが、1勝に浮かれてはいられない。

 真弓監督 ブラゼルの逆転二塁打は外野手に捕らえられそうな微妙な当たりだったけどね。彼のところで得点が入ったのは、その前に走者が多く出ていたから。でも、なかなかバントが決まらなかったりして点が入らない流れだったのは反省しないといけない。

 7回のソロ本塁打に8回の2点適時二塁打というブラゼルの大暴れだけでは、帳消しにならない。1回から6回まで、いずれも無死か1死で走者を出しながら、ミスと拙攻のオンパレード。指揮官は顔をしかめるしかなかった。

 1回先頭の赤星が四球を選んだが、関本がバントを2球ファウル。強攻に切り替えた3球目が投手正面に飛ぶ最悪の併殺打になった。2回は先頭金本の二塁打も後続が倒れて無得点。ブラゼル弾で1点差に迫った7回も、葛城の左前打の後に鳥谷がバントを失敗し、強攻策は二ゴロ併殺打に終わった。

 真弓監督 練習はしている。ただ思うように勝てずに、選手にもゲームでプレッシャーがかかっている。こういう試合を勝つことによって、何とか楽にプレーができる流れにしたい。積極的に動く作戦でも、選手が楽になることもある。

 8回の逆転劇。赤星の左前打出塁で関本はカウント1-2からバスターを仕掛けた。走者もスタートを切っていて、1死二塁の形をつくったことが生きた。しぶとく食らいつき、勝利に結びついた攻撃。この積み重ねこそが、選手の重圧を取り除き、ミスをなくす元だと指揮官は悟った。

 課題もたっぷり見つかった、連敗脱出の1勝。ビジター7連敗も食い止め、首位巨人とも14・5ゲーム差を何とか維持した。逆襲への足かせは、やはり、勝つことでしか外せない。【町田達彦】

 [2009年7月3日12時39分 紙面から]


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