<阪神7-2ヤクルト>◇3日◇甲子園
阪神鳥谷敬内野手(28)が、一気に試合の主導権を引き寄せた。2点リードの2回無死二塁。館山の甘いフォークをひっぱたいた。右翼線への適時二塁打。ブラゼルの2ラン直後に追加点を挙げて、館山にダメージを与えた。
状況に応じた打撃だった。鳥谷は「引っ張っていって、その結果がいい形になった。最悪、凡打でも進塁打になると思った」。試合の流れを見極めて、仕事を果たした。チームはこの回だけで4得点。つなぎを意識した打撃が、一発だけで終わらない攻撃を呼んだ。
6月26日横浜戦のリーグ再開から好調をキープしている。7試合で26打数10安打5打点、打率3割8分5厘。ノーヒットは前日2日中日戦だけで、マルチ安打も4試合目と固め打ちを続けている。試合前のフリー打撃では、常に和田打撃コーチのアドバイスに耳を傾けている。「(打撃は)徐々によくなっていると思う」と手応えを口にした。
ただ鳥谷は効果的なダブルよりも、5回2死二塁からの適時打について「次の1本が大きかった」と喜んだ。ヒット1本で満足することなく、ダメ押しの6点目とマルチ安打を決めた右前打。鳥谷が少しずつ復調してきた。【益田一弘】
[2009年7月4日11時43分
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