<阪神4-1ヤクルト>◇5日◇甲子園

 阪神先発久保康友投手(28)が、ローテ落ちを回避する好投で今季3勝目を手にした。失点は6回無死一、三塁のピンチで、3番福地の一ゴロの間に奪われた1点のみ。この回を投げきったところで中継ぎ陣にバトンを渡し、6月16日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来となる勝利投手となった。「(序盤に)4点取ってもらったので、楽に投げられた」。今季2度目のお立ち台では、白い歯をのぞかせた。

 丁寧に低めをつく投球が、この日の勝利につながった。フォークボールのキレが抜群で、バットの芯をことごとく外してゴロを打たせた。「体調はあまりよくなく、直球もキレてなかったけど、投げミスは少なくいけた」。球数は6回で91球を数えたが、ユニホームの胸の文字より上に外れた球はわずか7球。いつにも増して慎重だったのには、わけがある。

 一向に借金の減らない現状を見つめ直し、首脳陣は先発ローテの再編に乗り出した。5勝の下柳の登録を抹消し、先発機会を1度飛ばす策を取った。この日は能見が中継ぎへ配置転換。背信投球の続く久保も、対象の1人に上がっていた。「とにかく結果を気にせず、投げることだけを考えた」。無我夢中の投球は、移籍後初めてとなるセ・リーグからの白星につながった。

 [2009年7月6日12時0分

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