<巨人4-5横浜>◇7日◇東京ドーム

 巨人が小休止だ。7日、本拠地で1936年当時のオールドユニホームを身にまとったが、最下位横浜に逆転負け。3番小笠原道大内野手(35)、4番アレックス・ラミレス外野手(34)、5番亀井義行外野手(26)が本塁打を放つ、そろい踏みも空砲に終わった。痛恨の3連敗となった。

 73年前の復刻ユニホームで臨んだ巨人が、悔しい逆転負けで今季3度目の3連敗を喫した。ラミレス、亀井の2者連続アーチで2点を勝ち越した直後の8回だった。4回以降、1人の走者も許さない完ぺきな投球を続けていた先発の東野が、吉村に1発を食らい1点差に迫られた。続く藤田に左前打を許して降板。リリーフした豊田も流れを食い止められず、佐伯に痛恨の逆転適時打を浴びた。

 中盤の快投を見せられたベンチが「あと1イニング」を期待するのは当然だった。7回まで110球の東野を続投させた原監督は「(東野は)非常に良かったからね。何とかあの回を投げきってもらいたかった」と、突然の乱調に首をかしげた。終盤に失点するケースが目立つ東野は「(4回以降は)自分の投球ができたと思いますが、勝ち越してもらった次の回に点を与えては…。同じことを繰り返してはダメです」と肩を落とした。

 この日は球団創立75周年の記念事業の一環として、1936年の米国遠征時に着用したユニホームで臨んだ。東野はプレーボール直前、始球式を行った球団最高齢OBの前川八郎さん(97)から「頑張ってくれ」と激励され、いつも以上に気合が入ってた。チームの創成期、17番は沢村栄治やスタルヒンが付けていた背番号。7回までは伸びのある直球でグイグイ押し、巨人の礎を築いた先人に恥じない投球を見せたが「もうひと踏ん張り」が足りなかった。

 力を出し切れなかったのは、東野だけではない。打線も得意の本塁打攻勢で一時は逆転に成功したものの、全体的につながりを欠いた。12残塁という結果に、原監督は「今日は詰めが甘かったね、全体的に」と振り返った。この日で72試合が終了。レギュラーシーズンのちょうど半分を消化した原監督は「まだ振り返るのは早い。143試合ぐらいになったら振り返ってもいいけど。まだまだですよ」と、手綱を握り直して後半戦に臨む。【広瀬雷太】

 [2009年7月8日9時14分

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