<広島3-1阪神>◇8日◇ハードオフ新潟

 阪神杉山直久投手(28)が、今季初先発で黒星を喫して2軍降格が濃厚になった。直球がスピード不足で、制球もいまひとつ。先制点をもらった直後の初回に栗原に逆転2ラン、3回にもマクレーンにソロを被弾。4回を投げて7安打3失点と苦しい投球。巡ってきた先発機会を生かせずに「ヒットを7本も打たれているので(味方の)バッターにリズムが出なかったと思う。申し訳ない」と反省した。山口投手コーチは「失投を見逃してもらえなかった。よそいきというか、正直な投球になった」と渋い顔だった。真弓監督は次回先発について「どうかな?」と歯切れが悪かった。2軍では久保田、ジェン、蕭らが昇格のスタンバイをしており、杉山は再調整の可能性が高い。

 [2009年7月9日11時35分

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