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アニキ意地打!7回執念の同点劇

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遊撃前でイレギュラーする幸運な中適時打を放つ金本(撮影・加藤哉)
遊撃前でイレギュラーする幸運な中適時打を放つ金本(撮影・加藤哉)

<阪神5-7巨人>◇10日◇甲子園

 阪神金本知憲外野手(41)は意地のタイムリー2本を放った。窮地に追い込まれたチームを2度、生き返らせた。まずは3点を追う4回無死二、三塁。巨人先発ゴンザレスのスライダーを右前にはじき返す。「(バットの)先っちょです」。チーム初得点をたたき出し、この回3得点の同点劇を呼び込んだ。

 終盤に入ると、打球に執念が乗り移った。1度は突き放され、1点差に迫った7回2死一、三塁。遊撃定位置に放ったゴロが、巨人坂本の手前で跳ねた。ラッキーな中前打で同点。あきらめない虎の象徴となった。

 左翼守備ではミスもあった。3-3。3点差を追いついた直後の5回表1死。2番松本の左翼線への打球処理を誤り、二塁進塁を許した。ここから先発岩田が4点目を献上。痛恨の失策となった。だがその後に、ミスはきっちりバットで帳消しに。それでも5時間9分の戦いに負けた。ベンチ裏の通路では視線を落とし、ゆっくりと歩みを進めた。タイムリー2本が勝利に結びつかなかった。自力V消滅の危機に瀕しても、アニキの心は折れない。

 [2009年7月11日11時34分 紙面から]


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