<ロッテ2-1楽天>◇2日◇千葉マリン

 延長11回サヨナラ負け。楽天野村克也監督(74)は「ボヤきたくないけど、ボヤきたくなる。悔いの残る負け方だから、いつも」とボヤき節のオンパレードだ。延長11回2死から四球を出したグウィンが、最初のヤリ玉だった。「あの四球は嫌な予感がした」。さらに2死一塁となれば、「100%走ってくるのに…」と分かっているのに、盗塁された。しかも、捕手藤井はボールを握り損ね、二塁へ送球するはずが、ファウルゾーンへ転々と転がった(記録は失策)。連続四球に、有銘の死球(危険球退場)。最後は小山がサヨナラ打を浴びた。

 「あれはドヤしつけた」と振り返ったのは、9回1死一、三塁で一塁走者中村真の盗塁死。「佐竹(一塁コーチ)が『行ければ、行け』と言ったみたい。『ジッとしていろ』が、アドバイスとしては正解だ。代打憲史で勝負している意味がなくなる」と、うつむいた。6連敗と不調のはずのロッテ相手に貯金をもくろんだが、「ロッテにかもにされているな。どうして勝てないのか。お中元が届いたのか。3連敗かよ…」と、こぼしてバスに乗り込んだ。

 [2009年8月3日8時6分

 紙面から]ソーシャルブックマーク