<中日2-9阪神>◇6日◇ナゴヤドーム
阪神が、開幕12連勝をかけて先発した中日川井雄大投手(29)に13安打を浴びせて粉砕。5番新井貴浩内野手(32)が11号3ランを含む3安打6打点と爆発した。
乾いた音がドーム内に響き渡った。ライナー性の打球が左翼席に突き刺さる。すでに疲れ切っていた中日ファンはいよいよ沈黙。新井のこん身のひと振りが序盤で試合を決めた。
5点リードの2回2死二、三塁。中日先発の川井にトドメを刺した。フルカウントからの7球目。内角140キロカットボールに打ち勝った。「差し込まれたけど打ち返せた。うまく押し込むことができた」。7試合ぶりの11号3ラン。リードを一気に8点まで広げ、竜ナインの戦意をそいだ。
初回はアニキとコンビで魅せた。1死一、二塁から4番金本の右翼線二塁打で1点先制。さらに1死二、三塁の場面で左翼線適時二塁打を放っていた。「金本さんが先制点をね。自分は続こうという気持ちだった」。この回5得点の立役者となり、ここから“猛打ショー”を披露した。
4回の第3打席は左前打。8点リードで迎えた6回1死一、三塁の場面では、きっちり右犠飛を打ち上げた。7月2日中日戦以来、25試合ぶりの3安打。1試合6打点は自己最多タイ記録だ。広島時代の06年8月19日横浜戦以来、1083日ぶり2度目の快挙を達成。チームを大勝に導き「試合前のミーティングでもみんな『絶対勝とう』という気持ちだったから」と表情を緩めずに喜んだ。
中日との3連戦3連敗を防ぎ、チームは4位に再浮上。悪い流れを完全に断ち切った。「1つずつしっかり戦っていきたい」。待ちわびていた新井の逆襲が、いよいよ本格的に始まりそうだ。【佐井陽介】
[2009年8月7日9時9分
紙面から]ソーシャルブックマーク



