腰痛で2軍調整中の巨人高橋由伸外野手(34)が、いよいよ11日のイースタン・リーグ西武戦(西武ドーム)で実戦復帰する。実戦は昨年10月24日のクライマックスシリーズ中日戦以来。今季はプロ12年目で初の開幕2軍スタートしたが、懸命のリハビリでついに復帰。ペナントレース終盤の優勝争いの“切り札”として、天才バットマンの復活劇がスタートする。

 背番号「24」がグラウンドに帰ってくる。11日のイースタン・リーグ西武戦で実戦復帰する予定。腰痛と闘いながら、慎重に調整を行ってきた。8、9日には連日のシート打撃で最終調整。柵越えを放つなど、昨年10月24日の中日戦以来の実戦復帰へ準備を整えた。

 前日9日、遠征準備を行う高橋由は復帰への胸中を明かした。「初の実戦?

 特別な思いはないよ。まだ先がある。目指しているところがあるわけだから。そこ(1軍)に行ってからじゃないと」。表情は穏やかでも、言葉には力がこもっていた。

 復帰第1戦。結果、内容はもちろん重要だが、自らの「勝負勘(カン)」に重点を置く。「もちろん1本(安打が)出た方がいいんだろうけど、そんなにうまくはいかないと思う。テーマ?

 まずは“感じる”こと。打席に立って何を感じるか。(打席に)立ってみて、見えてくるものもあると思う。今年初めての実戦だし、実戦“勘”も取り戻さなくちゃいけない」と決意を込めた。

 まずは負担の少ない指名打者で出場する予定で、状態が良ければ一塁コンバートテストも行う。現在高校3年夏以来となる一塁の練習を重ね、9日には投内連係にも参加し、居残りで特守も行った。「まずは実戦でやってみないことにはね。数を受けて慣れていくしかない」と、新たな課題にも意欲的に取り組んでいる。スタンドからの「由伸コール」に迎えられ、プロ12年目の戦いが、いよいよ幕を開ける。【久保賢吾】

 [2009年8月11日8時29分

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