<ソフトバンク1-1西武>◇18日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク本多雄一内野手(24)が3回表の守備中に負傷交代し、福岡市内の病院で右足大腿(だいたい)部の打撲と診断された。無死二塁で西武ボカチカが送りバントを仕掛け、本多は一塁ベースカバーに入った際にボカチカと塁上で交錯。そのまま交代し、病院でMRI(磁気共鳴画像装置)による精密検査を受けた。

 試合後、足を引きずりながらも自力で歩行した本多は「ベースの上で滑ってしまった。(カバーの)スタートは良かったけどべースを踏んでファウルゾーンに抜ければぶつかるし…。角を踏めばよかった」と説明。一瞬の迷いとベース上でのスリップが負傷を招いたようだ。幸い骨折や靱帯(じんたい)損傷などはなかった。「歩けますから」と、アイシング用の氷のうを片手に17日に納車したばかりのポルシェを運転して帰路についた。

 報告を受けた秋山監督は「打撲の強いやつらしい。靱帯じゃなくて良かったよ。19日は状態を見ながら」とひと安心。今季チーム最多29盗塁を記録するリードオフマンが最悪の事態だけは免れた。

 [2009年8月19日11時38分

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