日本ハムは8月31日、30日のソフトバンク20回戦(札幌ドーム)での審判団のルール適用が誤っているとし提訴試合を申し入れた。パ・リーグを通じこの日、NPBの加藤良三コミッショナーへ文書を提出した。

 問題としてのは6回無死一、二塁で守備妨害と判定されたプレーについて。バントをした二岡が一塁へ走りだした際に、捕手の田上と接触し、守備妨害を宣告された。抗議した梨田監督が遅延行為で退場処分も下された。公認野球規則7・09(打者または走者の妨害)の原注に「捕手が打球を処理しようとしている時に、捕手と一塁へ向かう打者走者とが接触した場合は、守備妨害も走塁妨害もなかったものとみなされて、何も宣告されない」と記され、守備妨害には抵触しないと認識している。

 ルール適用が誤っていると断固、主張。厳重注意処分を下された梨田監督は一夜明けても不信感を募らせ「一晩たっても、二晩たっても(怒りは)何も変わらない」と立腹していた。今後、コミッショナー側が受理するかどうかの判断を待つ。

 [2009年9月1日9時34分

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