腰の張りを訴えている日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が21日、別メニュー調整で早期復調へ向けてスタートを切った。20日オリックス戦で今季最短5回で降板して一夜明け、全体練習には参加せずメニューを消化。グラウンドには姿を現さず、トレーニング室で軽めの調整を行った。「まあ、まあ…」と多くを語ることなく、切り上げた。

 この日は登板翌日に行う有酸素運動のジョギングのルーティンワークを変更。同じ効果がある自転車型トレーニング器具を約40分間こいで汗を流すなどするだけで、腰の左側の張りに配慮した。梨田監督は「昨日の今日だから。良くはなってるだろうけど」と話すにとどめた。

 次回登板予定は27日ソフトバンク戦だが、経過を慎重に観察して判断する見込み。中垣チーフトレーナーは「練習メニューの強度と手段、量は変えるが、普通通りの流れでいく」と今後の見通しを話した。状態次第では無理をさせずに予定を変えるなどして対処する可能性がある。梨田監督は「次の登板は土曜か日曜か、どっちになるかはわからないけど、合わせてやってくれると思う」と期待を込めた。

 [2009年9月22日10時10分

 紙面から]ソーシャルブックマーク