<楽天4-1オリックス>◇23日◇Kスタ宮城
3位楽天がオリックスを下し、2位ソフトバンクに1ゲーム差まで迫った。先発のルーキー藤原紘通投手(24)は9安打を浴びながらも、8回を無四球1失点で抑え、4勝目をマークした。3ゲーム差の4位西武が勝ったためクライマックスシリーズ(CS)マジックの再々点灯はならなかったが、貯金を今季最多タイ9に戻した。25日からは敵地で西武3連戦を迎える。野村監督は、まずは西武に引導を渡すと意気込んだ。
決して本調子ではない。それでも藤原は粘り続けた。8回9安打1失点。打たれても、打たれても「ホームにかえさなければいい」と、投げ続けた。とくにローズは4度、走者を置いての打席だった。試合前、野村監督に「何で真っすぐ投げないの?
変化球ばかり。お願いします」と泣きを入れていたローズに対し、直球主体の真っ向勝負。ローズの打ち損じもあったが、4打数無安打に抑えきった。中心打者にも逃げない姿勢は四球の数にも表れた。無四球勝利は、準完全でプロ1勝を飾った8月5日オリックス戦以来だ。
粘ったルーキーを、野村監督は手放しでは称賛しない。「来年につながるようなものを見たかった。覚えられたら、壁をぶち破らないといけないからな」と、あえて引き締めに終始した。藤原も「プレッシャーに負けないようにしたい」と次回登板に目を向けた。
引き締まる要素が、また表れた。CS進出どころか、ついに2位ソフトバンクとのゲーム差が「1」に縮まった。後半戦では最接近だ。「よそはよう言わん。3位でいいよ。クライマックスに出られたら御の字だよ。出来過ぎだもん」と2位には無関心を装った。
その3位を争う西武と、25日から敵地で3連戦。野村監督は「今、西武乗っているな。遅まきながら去年のチャンピオンチームが今ごろになって力を発揮してきた。逃げ切れるかどうか。この3連戦がすべて。集大成です。これで決まっちゃう」。まずは西武を突き落とすため、所沢に乗り込む。【金子航】
[2009年9月24日8時47分
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