阪神赤星憲広外野手(33)は今季中の実戦復帰が絶望になった。24日に大阪市内の病院で検査を行った。負傷後、3度目の検査で石原慎二チーフトレーナー補佐は「落ち着いたらお話しします」と詳細は明かさなかった。チーム関係者によると腕のしびれがとれない状況でリハビリ再開のめどが立っていない。残り11試合となった今シーズン中に実戦復帰するのはほぼ不可能になった。

 赤星は12日横浜戦(甲子園)でダイビングキャッチを試みて全身を芝生に強打。一時的に頸椎(けいつい)の椎間板(ついかんばん)ヘルニアを悪化させ、出場登録を抹消した。

 以来、自宅で静養し治療に励んでいるが、両腕はまだしびれていて屋外でのトレーニング、リハビリを見送っている。チーム関係者は「これまでより深刻なようだし、絶対に無理はさせられない」とし、来季以降を見据えて回復に専念させる方向だ。

 [2009年9月25日11時30分

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