逆転日本一を狙うソフトバンクが「CS査定」を導入することが7日、分かった。角田球団代表が「あくまで査定は、レギュラーシーズンの順位がベース。2位ならば2位の査定、3位ならば3位の査定がある。ただ、選手との話し合いの中でCSの活躍が加味されることはある」と話したもの。レギュラーシーズンでの査定ポイントとは別に、CSでの活躍や結果次第では“臨時ボーナス”という形になり、選手にとっては格好のアピール材料となりそうだ。

 この日、球団事務所での会議に参加した笠井オーナー代行も、逆転日本一という結果が出れば多少の出費もいとわない姿勢をみせた。「今は日本一になることしか考えてません。(孫)オーナーも1位にしか興味がない。結果が出れば、応えることになる」。悲願の日本一達成となれば、ソフトバンクグループのブランド力アップへの波及効果は計り知れない。本年度4200億円の営業利益を予想するソフトバンクグループを親会社と持つだけに、大盤振る舞いとなりそうだ。逆転日本一へ、CS査定導入が新たなモチベーションになるかもしれない。

 [2009年10月8日12時11分

 紙面から]ソーシャルブックマーク