いきなり「熱血会談」じゃ!
広島は、来季の監督候補として一本化していた球団OBの野村謙二郎氏(43=野球評論家)に13日、広島市内のホテルで就任を要請し、同氏も受諾した。松田オーナー、鈴木球団本部長と約2時間、チームの再建などについて話し合った。14日に新監督としての就任会見を行う。また、ヘッドコーチ格として、大野豊氏(54=野球評論家)への就任要請を近日中に行う見通しだ。
「野村カープ」が事実上誕生した。広島再建にかける情熱がほとばしった。昼下がりの直接会談。松田オーナー、鈴木球団本部長と対面し、2時間超のロングトークを展開した。ロビーに現れた3者は柔らかい笑み。監督就任を要請された野村氏は意を決して言う。
「(新監督の)話をいただき、前向きに考えたい。明日(14日)いい報告ができる。明日、会見をしたいと思うので、いろんなことは、明日また話します」
来季からの新監督就任を受諾。14日に所信表明に臨む。チームは2年続けてシーズン終盤にクライマックスシリーズ進出を逃しており、技術面、精神面ともに課題は山積みだ。鈴木本部長も「要請して快諾を得た。すごく燃えていて、やる気を見せていた」と席上での様子を明かす。野村氏も覚悟を固め、チーム復興に全力を尽くす構えだ。
チームは97年に3位に入ったのを最後に、今季も振るわず、12年連続でBクラスに甘んじた。甘えを一掃するためにも、抜本的な改革に臨む。野村氏は「(組閣について)そういう話も(会談で)少ししました。球団の方にも動いてもらわないといけないし、僕の方も話を持っていかないといけない」と説明。まずはコーチングスタッフから固めていくことになる。
その第1弾として、ヘッドコーチ格には、かつてのエース左腕だった大野豊氏を招へいする方針であることが分かった。この日、広島市内で取材に応じた同氏は「いまの段階では答えられない」と話すにとどめたが、近日中にも球団が要請する見通しで、入閣する流れになりそうだ。16日からは来季に向けて、マツダスタジアムで秋季練習が始まる。鈴木本部長は新監督の始動について「それには間に合わせたい」と話す。2010年の巻き返しに向けて、着々と準備を整える。
[2009年10月14日9時43分
紙面から]ソーシャルブックマーク




