<パCS第1ステージ:楽天11-4ソフトバンク>◇第1戦◇16日◇Kスタ宮城
大黒柱がぽっきり折れた。ソフトバンク杉内俊哉投手(28)がまさかの3回途中、7失点と派手に散った。第1ステージ突破を大きく左右する初戦に痛すぎる黒星。がけっぷちに立たされた。
信じ難い光景が広がった。1回に楽天高須に先頭打者本塁打を浴びた。「初回に1失点ならその後は7回まで無失点でいける」。杉内が公言する自らの「方程式」なら勝利へのレールを進むはずだったが、さらに2死からセギノールに2ラン。3回は鉄平に適時打、セギノールは犠飛、中島には2ランと、すべて高めの直球を迷わず振り切られた。勝率と奪三振でリーグ「2冠」の左腕が今季最多3被弾、さらに最短KO。力みで球が浮き、チェンジアップもイメージどおり抜けず、自慢の制球が最後まで狂った。
杉内は「申し訳ないとしか言えません」と球団広報を通じてコメントを出したが、試合後は両耳をイヤホンでふさぎ、無言を貫いた。秋山監督は「今日はボールが高かった。力んでいたな」と正念場でリズムを失ったエースに首をかしげた。第1ステージ黒星発進は06、07年に続いて3度目。ただし過去2回は第2戦を勝っている。「やりかえさんとな」。そういって指揮官は移動バスに乗り込んだ。
[2009年10月17日9時47分
紙面から]ソーシャルブックマーク




