ゴン&オビで、ドラの出ばなをくじく。巨人は19日、CS第2ステージの対戦相手が中日に決まったことで、初戦の先発ゴンザレスに続き、2戦目先発にオビスポを立てる可能性が高まった。

 まずは21日の開幕戦。チーム勝ち頭の15勝と、絶対的な安定感を誇るゴンザレスで宿敵を迎え撃つ。2戦目以降の先発が流動的だった。尾花投手総合コーチは「(対戦相手との)相性と状態のいい選手を使います」と話していた。シーズン終盤に尻上がりで状態を上げた左腕内海もいるが、昨季から中日戦6連敗中。しかも中日打線は井端、荒木、ブランコ、和田と右の好打者がズラリと並ぶ。そこで右腕オビスポが浮上した。

 7月の初先発初勝利を皮切りに今季6勝。中日戦は4試合で2勝1敗、防御率3・52を残した。特に、自身今季最終登板の9月30日は8回1失点。右打者は井端、平田の2安打だけと、ほぼ完ぺきに抑え込んだ。好相性考慮の必勝ローテで、アドバンテージの1勝分を加え、連勝で一気に日本シリーズへ王手をかける。

 右打者封じの秘策も手に入れた。オビスポはこの日、川崎市内のジャイアンツ球場で尾花コーチから新球シュートを伝授された。ブルペンで投げた本人が驚いた。「すごい!

 もうちょっと制球をつけないといけないけど、練習、練習。大事な場面でアウトを取れるようにしたい」。ボールは捕手の手前でキュッと曲がった。自慢の150キロ超の速球とほとんど同じスピードで、右打者の懐へ飛び込む軌道を描いた。

 尾花コーチは「あれだけ速い球が右打者に食い込んでいったら腰が引けるよ。(いい球が行く)確率は半々だけど、どんどん使ったらいい」とニヤリ。原監督からは縦に落ちるスライダーを学んだ。吸収力抜群のオビちゃん。新しい武器の刃を研いで、決戦のマウンドに上がる。【古川真弥】

 [2009年10月20日8時57分

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