オリックス岡田彰布監督(51)が21日、マリナーズ退団が決まった城島に強い関心を示した。西宮市内で取材に応じ「どこも一緒だと思うけど、現場としてはやっぱりほしいよ」と熱望した。一方で「新監督の場合(編成面で)出遅れるのは仕方ない」と現実も理解。球団幹部は「マネーゲームには参加しない」と断言しており、争奪戦での不利は否めない。24日に監督を交えて行う編成会議で結論を出す予定だ。

 また、すでに球団が獲得意思を示している前カブスの田口については、オリックス時代から人柄をよく知る指揮官も大歓迎。「本人が日本に帰ると決めたなら、すぐにいく。決断を待ってからでも(時期的に)支障はない。将来の指導者としても考えているわけだから」。米国残留を優先とする本人の意向を尊重しながら、獲得に全力を挙げる考えを強調した。

 [2009年10月22日10時23分

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