<パCS第2ステージ:日本ハム3-1楽天>◇第2戦◇22日◇札幌ドーム

 楽天が、毎回の14残塁で負けた。4年間、悩み続けたタイムリー欠乏症が、大事な大事な1戦で顔を出した。2点を追う8回だ。セギノール、草野の安打にリンデンが四球。無死満塁の大チャンスが訪れた。中村真の代打の代打、憲史の一ゴロに、三塁走者セギノールは本塁にかえれなかった。高いバウンドで、楽々セーフと思われたが、走者がセギノールだったのが痛かった。藤井は三ゴロ、高須が三振。最大のチャンスに1点も奪えなかった。

 7回には、またもや鉄平敬遠。2死一、二塁から山崎武は左飛に倒れる。屈辱の敬遠で気合満点だったが、気負いすぎてミスショット。「4番の差が出た。すまないな。みんなに…」と、遠い目をしてバスに乗った。8回のセギノールに代走を送らなかったのは「代走は考えていなかった。後の回にセギノールに打順が回るし。いつも通りです」と話す橋上ヘッドコーチだったが「狂ったな、歯車が」と、前夜の大逆転負けが打線のリズムに悪影響を与えたと言った。

 この4年間、野村克也監督(74)は「タイムリー欠乏症や」と何度ボヤいただろう。この日ももちろん、そうボヤいた。「技術面はともかくメンタルの問題。日本ハムの選手はフィールドを90度使う。稲葉を筆頭に、逆方向へガツンだ。ああいうところ。うちの選手は打者有利なカウントになると、引っ張りまくって三塁ゴロ。ずっと言ってきているのに。ウチと日本ハムの見えない差だ。ウチは1番から9番まで4番の打撃。4年間言ってきたんだけど、脇役は脇役に徹しなさい」と肩を落とした。もう、後がない。【金子航】

 [2009年10月23日9時19分

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