<日本シリーズ:日本ハム3-4巨人>◇第1戦◇10月31日◇札幌ドーム

 日本ハムは投打とも自慢のつなぎが決まらなかった。巨人を4本上回る12安打を放ちながら12残塁。2点を追う9回に守護神クルーンを追い詰めて1点差とし、なお2死一、二塁とした。長打が出れば逆転だったが、小谷野が見逃し三振を喫した。梨田昌孝監督(56)は「粘れたことは良かったけどね。(常に)ビハインドだったので、打線もつながりを欠いたのかな」と強がりも見せながら、素直に悔やんだ。

 代打二岡の適時打で1点差とした直後の7回には、投手のつなぎにも失敗した。巨人ベンチが古城に代打大道を告げ、林をスイッチ。江尻を投入すると、代打の代打で李が登場した。1点勝負になりそうな終盤。敬遠での満塁策か、勝負かの2択。梨田監督が「指示を出していない」と判断を委ねたバッテリーは李に挑んだ。中前へはじき返され、大きな1点を奪われた。「歩かせるのは簡単かもしれないが、つながれば大量点になる」。梨田監督はビッグイニングへの恐れを理由の1つに挙げたが、1点でも与えたくなかったところだった。

 この回は右対右、左対左にこだわり、3投手を投入する小刻みな継投を繰り出した。李の次打者は、坂本。その前の5回の打席で2点二塁打を放っているが、右横手、変則右腕の江尻で勝負する手もあったが、裏目に出た。【高山通史】

 [2009年11月1日8時24分

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