<日本シリーズ:巨人7-4日本ハム>◇第3戦◇3日◇東京ドーム

 日本ハムは敵地での打ち合いに敗れた。梨田昌孝監督(56)は「(巨人先発の)オビスポは危なっかしい部分があるけど、ボールが速いし、選球眼という点で難しかった。ソロ3本が出たけど、終わってみれば4安打とはね。ランナーがいるところで1発が出ればよかったんだけど」と悔やんだ。本塁打はともにソロ3本と互角。それ以外の差が得点差に表れた。

 先制パンチは稲葉だった。1回2死から右翼スタンドへ、2試合連続アーチ。「振ったら当たった。前の試合からいい感じで振れています」。2回にも小谷野が日本シリーズ初本塁打を放った。「外野フライかと思ったけど、うまく押し込めました」。直後に李承■、阿部、小笠原に3発を浴びたものの、5回には田中が右翼スタンド中段への特大同点本塁打で応戦した。

 だが5回に小笠原の適時二塁打で2点を失うと、相手の失策で1点差に詰め寄った8回無死一、二塁の絶好機に、つなぎの4番高橋が打って出て併殺に倒れて万事休す。梨田監督は「送りバントも当然、頭にあった。でも山口があれだけコントロールが悪いわけだから、4番に送りバントをさせたくなかった。結果は最悪でしたけれどね」と説明した。

 ダルビッシュの復活劇で吹いたかに見えた追い風は、巨人へと風向きを変えた。稲葉は「空中戦になりましたね、地上戦と言っていたのに…。でもいい試合はしたと思います」。1つ勝てば本拠地へと戻れる。再び風を吹かせるには、本来のつなぎの野球が必要になる。【本間翼】※■は火へんに華

 [2009年11月4日8時39分

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