巨人、走も投もミスで王手失敗/日本S
<日本シリーズ:巨人4-8日本ハム>◇第4戦◇4日◇東京ドーム
巨人が3併殺、走塁ミスなどが響き、日本一王手に失敗した。先発の高橋尚成投手(34)が3回に足を絡められて一挙4失点など、5回6安打5失点でKOされた。日本ハムを上回る13安打を放ち、終盤にアレックス・ラミレス外野手(35)の1号3ランで追い上げたが及ばず。2勝2敗のタイとなり、本拠地東京ドームでの胴上げはなくなった。
最後の最後まで、巨人の攻撃の歯車はかみ合わないままだった。4点ビハインドの9回2死一塁。右翼フェンス直撃の安打を放った小笠原が二塁を狙い、タッチアウトでゲームセット。チグハグな戦いを象徴するような幕切れとなった。2勝2敗のタイ。東京ドーム全勝で本拠地胴上げという青写真も崩れた。原監督は「今日は打線のつながりがなかったですね」と、ため息交じりに振り返った。
拙攻に次ぐ拙攻だった。7回まで先頭打者が6度も出塁しながら、塁が埋まった場面で注文通りにゴロを打たされて3併殺打。5回には無死から右前打を放った木村拓が直後にけん制に引っ掛かって盗塁死する痛恨のミスも出た。7回まで先頭打者がすべて凡退しながら粘りを発揮した日本ハム打線とは、あまりに対照的だった。
6本のアーチが飛び交う「空中戦」となった前夜の第3戦は巨人が底力を見せて快勝した。しかし、つなぎの野球が勝敗を分けた「地上戦」では完敗した。8回にラミレスの1発で3点を返すのが精いっぱい。原監督は「ミスをみんなでカバーするのがチームというのもの。今日はその辺をカバーできなかったということですね」と淡々と振り返った。
だが、短期決戦で敗戦をズルズルと引きずるわけにもいかない。今日の第5戦に勝ったチームが日本一に王手をかける。原監督は「明日また切り替えてスタートです」と、自分自身に言い聞かせるような口ぶりで会見を締めくくった。無理に先の塁を狙う必要がなかった最後の走塁について、小笠原は「止まってもよかったんだけど、あれこれ言いません。切り替えて、明日やるしかない」と言い訳することなく第5戦に目を向けた。【広瀬雷太】
[2009年11月5日8時5分 紙面から]
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