<日本シリーズ:巨人4-8日本ハム>◇第4戦◇4日◇東京ドーム

 明らかに巨人先発高橋尚成投手(34)は冷静さを欠いていた。際どい球をことごとくボールと判定され、カッカしているところで、3回1死一塁から森本の二ゴロを木村拓が二塁に送球しよとうとしたが、どこにも投げられずオールセーフ(記録は内野安打)。その直後だった。二塁走者の田中に、無警戒で楽々と三盗を許してしまった。

 怒りで我を失ってしまったのだろう。日本ハムには「二塁に走者がいるとモーションが大きくなる。狙えるなら盗塁を狙え」という指示が出ていたが、絶対にアウトになってはいけない状況。冷静にけん制球を投げていれば、簡単に三盗を決められることはなかった。その後は稲葉に四球を与え満塁とし、「四球の後の初球を気をつけろ」というセオリーも忘れ、4番高橋に初球真ん中の球を先制2点適時打された。

 やるべき事をやらず痛い追加点を奪われたのは、7回から登板した金刃も同じだった。1死三塁で打席は森本。スクイズを警戒しなければいけない場面で無警戒。カウント0-1から1度スクイズでファウルされているにもかかわらず、続く2球連続のスクイズを決められた。この局面では外して様子を見るか、けん制を入れるべきだった。日本ハム八木は5回、一塁走者がスタートする確率が高くなるフルカウントから、けん制球を投げアウトにした。けん制の差が出てしまった。【小島信行】

 [2009年11月5日9時20分

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