城島“地獄”から虎合流!1日3部トレ
あくまで“城島流”で2010年シーズンのスタートを切る。阪神に入団する前マリナーズ城島健司捕手(33)が来年1月、長崎・佐世保市内で自主トレを計画していることが4日、分かった。02年から続ける佐世保自主トレは1日3部構成の地獄合宿。故郷で完全な体を作って、2月の春季キャンプに参加することになる。入団後は福岡県内の家族と離れて、関西に単身赴任する予定。元メジャーリーガーがあくまでストイックな姿勢でタテジマ生活をスタートする。
城島が、原点から新しいスタートを切る。阪神で迎える10年シーズンへ、来年1月上旬に故郷佐世保市内で自主トレを行う予定であることが分かった。城島は、ダイエー時代の02年から佐世保市内で自主トレを開始。06年にマリナーズに移籍してからも「佐世保は僕の原点」と話して、故郷で練習を積んできた。5年ぶりとなる日本球界復帰でも同じ準備をする見込みだ。
佐世保合宿は例年、本格的なものだ。年明けの1月上旬から10日間程度行われ、1日3部構成になっている。午前10時に佐世保市内の球場で練習を開始。まずはラダー(はしご)やミニコーンを置いてサーキットメニューを反復。瞬発系の筋肉を刺激して体を目覚めさせる。その後は球場近くにある神社に移動。坂道ダッシュと神社の階段ダッシュをプラスして下半身に激しい負荷をかける。最後はウエートトレーニング。筋肉アップを図って1日の練習を終える。
1月上旬の佐世保市内は小雪がちらつくこともあるが、バッティングやスローイングを行う可能性もある。08年には軟式球によるフリー打撃を本格導入。「下半身の力を伝えないと軟式は飛ばないんです」と快音を響かせている。ストイックに練習して、しっかり体を仕上げて2月1日のキャンプインを迎えることになる。まさに朝から夕方までの地獄トレになる。
関西での生活でもストイックな姿勢を貫く。マリナーズ退団時には「家族と友人の近くでプレーするということが大きな要因だった」と理由を説明したほど家族思い。だが阪神では家族と離れて単身赴任する見込み。日本-米国に比べれば、大阪-福岡は新幹線で約2時間半と距離はグッと縮まるが、家族と過ごす時間は限られる。あえて、その環境で野球に集中する構えだ。
入団に合意した10月27日に、城島は「人間は今日より明日、明日より明後日と成長しないと。人生は勉強。今日言った最善は明日の最善じゃない」とコメントした。変化を恐れず、挑戦する姿勢を貫く。それでも故郷佐世保からスタートするという“ジョー流”は曲げない。虎の城島が早くも戦闘態勢に入った。
[2009年11月5日11時38分 紙面から]
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