<日本シリーズ:巨人3-2日本ハム>◇第5戦◇5日◇東京ドーム

 日本ハム大野奨太捕手(22)が歴史的な足跡を残した。日本シリーズ史上初めての、新人捕手のスタメンマスク。「緊張はしましたけど、いい緊張感でした。出すことはしっかり出せたと思います」。サヨナラ負けには肩を落としたが、ほっとした表情ものぞかせた。

 落ち着いていた。10年目左腕藤井とのコンビで7回無失点。スコアボードに「0」を並べたまま、一緒にベンチに退いた。「藤井さんは調子がよくて、リードがしやすかったです」と振り返った。前日4日は2人で2時間を超えるミーティングを行い、巨人打線を徹底的に研究。その成果を体現した。

 バットでは3打数無安打に終わり、初安打はお預け。チームも巨人に王手をかけられたが「野球は何が起こるかわからないので。次頑張ります」。先発初出場の余韻にひたることなく、次戦を見据えていた。

 [2009年11月6日11時10分

 紙面から]ソーシャルブックマーク