ソフトバンクの守護神・馬原孝浩投手(27)が、直球勝負にこだわって完全復活を狙う。WBC祝勝会などに参加するため15日、宮崎秋季キャンプを打ち上げた。来季に向けて「新球を覚えることはない。自分の球を投げられるかどうかが大事。直球でファウルにさせるか空振りを取る。そういう投球がシーズン最後の方にできていた」。持ち味の直球を磨くことで復活を目指す考えを明確にした。
今季は直球がシュート回転するなど、シーズン序盤から不安定な投球が続いた。それでも、巧みな投球術とマウンド度胸で53試合に登板、4勝3敗29セーブ(防御率2・16)をマーク。フォーク、スライダー以外に変化球を増やす選択もあるが「かわす投球はきつくなる」と真っすぐの精度を上げることに専念する。
キャンプは打ち上げたが、今後も福岡で筋力トレーニングやインナーマッスルを鍛えるメニューを続けていく。今季を振り返り「シーズン終盤に筋トレができなかった」反省もある。
真っすぐな姿勢は“銭闘”でも同じだ。今季は通算セーブを129に伸ばし、球団記録を樹立。5年連続2ケタセーブも球団史上初めてだ。WBC参加と合わせアピール材料は多いが、球団の評価を真摯(しんし)に受け止める姿勢を貫く。「結局のところ評価は球団がする。WBCのことも自分から言うつもりはない」。今季年俸は1億2500万円(推定)。マウンドでも交渉のテーブルでも、鷹の守護神は直球一本勝負だ。【松井周治】
[2009年11月16日11時38分
紙面から]ソーシャルブックマーク




