阪神に新加入した城島健司捕手(33)が、ストップ・ザ・巨人を宣言した。17日、東京都内で今春の世界一に輝いた第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の表彰式に出席。巨人原監督率いる「侍ジャパン」として戦った仲間と再会した。5年ぶりの日本球界復帰を前に、セ・リーグ3連覇中の原巨人を「避けて通れない」と表現して激突に思いをはせた。表彰式には原監督らコーチ陣と25選手が出席。優勝記念の特注Vリングが贈呈された。

 ファーストコンタクトから刺激的だった。タキシードに身を包んだ城島は、会場に足を踏み入れた。古巣の王ソフトバンク会長にあいさつすると、近くに座る原監督の立つ姿が見えた。がっちり握手を交わし、背中をボーンとたたかれた。原監督から「セ・リーグを盛り上げていこうぜ」。世界一メンバーとして再会、来季の宣戦布告だった。

 城島

 恐れ多いですよ。チャンピオンチームの監督ですから。(3連覇の)巨人は避けて通れないチームではあるが、他にも4チームあるので。

 巨人1チームに対する過剰意識は否定したが「避けて通れない」と評した。

 今春の第2回WBCでは正捕手として9試合に出場。原監督と苦楽をともにして、世界一連覇を飾った。

 城島

 第1回大会が優勝でものすごくプレッシャーがかかった。あの時間は僕にとってすばらしい宝物になりました。(原監督を)限られた時間の中では理解しようとしたが、十何年とやっている王監督と比べるとわかったとはいえない。

 城島はダイエー、ソフトバンク時代を通じて、原巨人と対戦した経験がない。00年の日本シリーズは長嶋巨人と、05年の交流戦は堀内巨人との激突だった。06年からマリナーズに移籍しており、縁がなかった。来季は原監督と初めて敵としてグラウンドで向き合う。

 巨人を抑えて144試合を勝ち抜くためのポリシーがある。城島は「強いチームは同一カードで3連敗しない。それはキャッチャーの力量。3連勝はチームの勢いでいけるが、2連敗した後で1勝をとるのが捕手の仕事だと思う」。敗戦の中から次につながるデータを収集して大型連敗を回避することが栄冠の近道だ。

 表彰式後は雨の中でレッドカーペットを歩いた。そして「まさかのタイガースで頑張っていきます」とファンを笑わせた。テーブルが近くだった巨人阿部には「トラだ!

 トラだ!」とはやしたてられたという。「ここにいる選手はチームの中心選手。(戦いを)イメージすれば楽しみだけど、実際に抑える、打つとなれば、タフなもの。まずは自分を知ってもらって、投手とコミュニケーションをとって、投手から巨人の打者のイメージを聞くことがいい」。虎の一員として、黄金期を迎えた巨人との激突に、思いをはせていた。

 [2009年11月18日11時6分

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