4年後はフル参戦!

 今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2連覇を祝した「SAMURAI

 JAPAN表彰式」が17日、都内で催された。日本代表としてプレーした広島栗原健太内野手(27)と石原慶幸捕手(30)も出席。1度は落選し、緊急招集されて準決勝米国戦、決勝韓国戦に出場した栗原は「次はしっかりメンバーに選ばれてプレーできるように」と語った。初舞台は3打数無安打。次大会2013年の4番候補は、WBCを発奮材料に変える。

 スケールの大きな目標が主砲栗原を奮い立たせる。世界一セレモニーの壇上。WBCに初出場したカープの4番が、原監督からチャンピオンリングを手渡されると、不意に問い掛けられた。「サードどうだ?」。今オフから三塁守備に挑戦中。自らを世界の大舞台に呼んでくれた指揮官に「頑張っています」と答えた。帰り際、銀色のリングを四角い木箱にしまいながら、感慨深げに思い出した。

 「うれしいですね…。それだけすごい大会だとあらためて感じましたし、今回は途中からで、ほとんど何もしていませんが…」

 WBC出場、そして世界一の経験は想定外の「プレゼント」だった。栗原は今年2月の宮崎合宿で日本代表候補として練習を重ねたが、最終的に落選。原監督には「君は将来必ず日本の4番を背負う選手になる」と励まされていた。転機は3月19日韓国戦で訪れた。村田(横浜)が「右太もも肉離れ」で離脱。代役として指名され、気持ちの整理ができないまま緊急渡米していた。時差ぼけにも悩まされ、結果は残せず。8カ月を経たこの日も「ゲッツーを打ったのを思い出しました。決勝ですよ」と苦笑いで振り返った。

 2013年に予定される第3回WBCでは、4番候補になる。それでも謙虚に「次は、しっかりメンバーに選ばれてプレーできるようにね。ずっと出ての優勝なら違う。(4番候補だが)まだまだ実力がね。これだけのメンバー。力の差を感じましたし、もっと自分のレベルを上げて、選ばれるときには堂々とできるように」と次回WBCへのフル参戦を誓った。

 最後は雨の降りしきるなか、日本代表の一員としてレッドカーペットを1歩ずつかみしめながら歩いた。「日本の4番」こそ、スラッガーとして目指す道だ。世界のKURIHARAとして名を刻む挑戦は、もう始まっている。【酒井俊作】

 [2009年11月18日10時41分

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