阪神に新加入した城島健司捕手(33)が来季、甲子園に「城島シート」を設置する可能性が高くなった。城島は20日、神戸市内のゴルフ場でマリナーズ時代から参加する「川崎病チャリティーゴルフコンペ・オークション」に3年連続で登場した。マリナーズ・イチローのサインボールなど、お宝グッズで寄付金の基となる収益約130万円を売り上げて、新天地阪神でのチャリティー活動に意欲を見せた。

 城島は「まず阪神に慣れることが大事で、球団の人に聞いてみないといけないが、試合を見にきてもらったり、野球教室を開いたり、病院に(慰問に)行くということは大切。大人はプレーで伝えることができるが、子どもたちは近くにいって触れ合うことが大事だと思っている」と話した。

 城島は、ダイエー時代の02年に「城島シート」として、子どもの無料招待を始めている。米国でもメジャーリーガーの慈善活動は盛んだった。阪神でも同じスタンスをとる考えだ。

 球団営業部も城島の考えに賛同した。野球教室や病院の慰問はスケジュール調整の必要があるが「城島シート」について「比較的に簡単にできると思います」と話して、来季にもスタートする可能性を示した。

 阪神では現在、矢野、桧山、藤川、久保田の4人が無料招待シートを設けている。一塁側アルプス席に、子どもが来場しやすい土日や夏休みを選び、招待している。今季は矢野、桧山、藤川が年間300席、久保田が同1200席を設置した。仮に久保田と同じ規模で「城島シート」を設置すれば、年間300万円のビッグな招待枠になる。同関係者は「彼の希望もあるだろうし、まず話を聞いてみたい」と前向きに話した。

 城島は、チャリティー活動について「病気の子どもさんは球場に来られないこともある。僕という人間を知ってもらって(野球に)興味を持ってもらいたい。そのためにも活躍することが大切ですね」。最後は趣味の釣りを引き合いに「釣りでもチャリティーがあればいいですけどね」と笑顔だった。

 [2009年11月21日11時6分

 紙面から]ソーシャルブックマーク