広島前田健太投手(21)がプロの意地を見せる。22日の「セ・パ誕生60周年記念

 U-26NPB選抜対大学日本代表」(東京ドーム)で、U-26の先発投手を前田健が務めることが分かった。相手の先発はハンカチ王子こと斉藤佑樹投手(早大3年)。21日、広島市内のトークショー&サイン会に臨んだ前田健は「プロとして負けられない」とプライドをのぞかせた。

 前田健はプロとしてのプライドを言葉に込めた。「僕はプロでやっているので、負けないようにしたい。(斎藤と)投げ合ってみたいですね」と、トークショーでのリラックスした表情を一瞬、引き締めた。

 U-26の先発投手を伝えられたのは20日のことだった。予定は1イニングだが、大学日本代表の先発が同い年の「ハンカチ王子」こと斎藤だけに、いっそう負けられない。「全球まっすぐ勝負?

 いや、いろんなボールを使って抑えにいきますよ」と、笑顔の中にも本気度をかいま見せた。

 斎藤とは少なからず因縁もある。まだハンカチ王子のフィーバーが起こる前、PL学園時代の前田健は、練習試合で早実高時代の斉藤と対戦。「3年のセンバツの前だったかな。抑えられて負けたはずです。たぶん、僕は打者として(斉藤と)対戦していると思うんですが、よく覚えてないんですよ」。その後、甲子園で優勝した斎藤は早大へ進学。前田健はプロの道へ進んだ。

 前田健は現在、秋季キャンプを終え、広島で秋季練習中。シーズンでチーム最多の193イニングを投げた疲れを取るために、大分・湯布院でリハビリキャンプを行っていたこともあり、トップコンディションではない。「ブルペンにも入ったけど、ボールが行かないですね」と苦笑いする。

 この日のトークショーでは約500人のファンを集めた。サイン会の整理券があっという間になくなるなど人気でも斎藤に負けていない。来季の目標を問われると「チームの優勝。個人的には今年届かなかった2ケタ勝利(今季8勝)と200イニング投げることです」と言い切った。たとえ体調が万全でなくとも、一足早くプロの世界に飛び込み、実績を積んできた実力を見せつけるつもりだ。【高垣誠】

 [2009年11月22日11時18分

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