<セ・パ誕生60周年記念試合:プロ選抜1-1大学日本代表>◇22日◇東京ドーム

 東海大のエース菅野智之投手(2年=東海大相模)が叔父(おじ)である巨人原監督に成長ぶりを見せつけた。同点の8回無死一、二塁。あこがれの叔父がプロ選抜の一塁ベースコーチに立つ中、マウンドに上がった。「投手として堂々とした姿を見せたかった。うれしいです」。菅野は素直に喜びを口にした。

 全く危なげない投球だった。3人をわずか7球で料理、勝ち越しを許さない。9回には同学年である日本ハム中田を141キロのカットボールで空振り三振に仕留めた。「1発があるし、甘い球は持って行かれる。三振を狙いに行きました」。投じた5球すべてが140キロを超えた。2球目速球が147キロ、3球目のカットボールは143キロをマークした。「140キロを超えるカットはプロもビックリでしょう」。ベンチの横井人輝コーチ(47=東海大監督)もしてやったりと笑顔を見せた。

 終わってみれば、2回を被安打1、2奪三振の無失点。今秋の首都リーグMVPに輝いた実力を、プロ相手の22球に凝縮した。原監督は「ああいう場面で出て、堂々と若者らしく投げた。よかったんじゃないですか」。甥(おい)っ子のリリーフぶりを称賛するばかりだった。【米谷輝昭】

 [2009年11月23日8時59分

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