楽天田中将大投手(21)が26日、韓国で「韓流打者対策」のアドバイスを受ける意向を明かした。この日、バッテリー会納会のため仙台空港から韓国・ソウル入り。27日にはテレビ局の企画で、今春のWBC決勝で先発した韓国代表の奉重根(ボン・ジュングン)投手(29=LG)と対談する。WBCで対戦した左腕との再会に、田中は明確な目的を持っている。ズバリ、来季のパ・リーグに入団する韓国を代表する打者の対策だ。

 田中はWBC第2ラウンドの韓国戦に中継ぎ登板。ロッテ入りした金泰均(キム・テギュン)内野手(27)は1度の対戦で空振り三振に仕留めたが、ソフトバンク入団の李机浩(イ・ボムホ)内野手(28)には中越えソロを浴びた。この日も「金泰均は抑えましたが、李机浩には本塁打を打たれましたからね」と悔しさを忘れてはいないことを明かした。そして「来年は同じリーグで戦いますし、いい機会なので(奉重根に)いろいろ話を聞きたいです」と話した。オフのイベントであっても、自身のパフォーマンスの糧になるのならば、貪欲(どんよく)に追求するのがマー君だ。【金子航】

 [2009年11月27日8時40分

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