ソフトバンク馬原孝浩投手(27)が最強守護神返り咲きへ「足裏強化」に入る。この日は新垣らとともに、用具契約するミズノの会議に出席。来季に向けスパイクの改良に乗り出す考えを明らかにした。今季から変更するのは主に歯の部分。素材を鉄主体からチタンに変えるなどして片足15グラム前後の軽量化をはかり、かかとの後端に歯を1枚加えることで接地時の安定感を求めた。「軽くなったことでどう変わるのか、自主トレで感覚を試したい」と、今後は実際に使用した上でさらに改良を加えていく。

 この日は今季の最多セーブに輝いた日本ハム武田久と同席した。「2人ともフォークを投げるので、どうやったら握りが(相手に)見えないかを話しました」。闘志は内に秘めて意見交換したが、来季に目指すのは3年ぶりのタイトル奪回。タカの守護神はまず「足固め」からスタートする。

 [2009年12月5日11時7分

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