日本ハムム稲葉篤紀外野手(37)が2000本安打達成を、残る現役生活の最大目標に掲げた。4日、故郷の愛知・北名古屋市へ帰郷。同市内の小学校を訪問、その後は北名古屋市文化勤労会館でトークショーを行った。第1号として受賞した「北名古屋市民栄誉賞」を記念して開かれ、訪れた約1000人の聴衆を前に「2000本は達成したいと思っている」と、今後のライフワークを明かした。

 残り310本と、ゴールが見えた道のりを完走する決意表明だった。「何とかやりたいと思っている」と公言。今季は150安打を積み上げ、通算1690本に到達。日本ハムとの現状での契約年数が残り1年プラス1年のオプションで、あと2年。同ペースなら契約期間内に、達成の可能性はある。香水をつけている選手が多く「ダルビッシュは無臭」とジョークも飛ばしたが、名球会入りの夢を語る時は本気だった。

 [2009年12月5日11時5分

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