西武細川亨捕手(29)が、11日に地元青森の「青森少年院」で講演することが7日、分かった。生まれ育った平内町にある同施設から要請を受け、快諾したもの。当日は18歳~20歳の少年40人に1時間話す。異例のオファーに「初めてのことなので、どこまでできるか分からないけど、人との出会いによって人生が変わる、出会いの大切さなどを伝えられれば」と緊張気味だった。

 昨年は正捕手として日本一に導いたが、苦労話には事欠かない。日本シリーズで痛めた右肩の影響で、今年は念願だったWBCメンバーから落選。故障でシーズン前半戦を棒に振った。復帰しても本調子には程遠く、我慢の1年を送った。以前はレギュラーの座を守るため、手のひらを骨折した状態でも激痛に耐えながら試合に出場し続けたこともある。

 輝かしい実績を残すまでに、挫折した多くの経験を伝えることで、非行の再発防止や更生を訴える。少年院の担当者は「プロ野球選手になるまでの努力、苦労などをお話いただければと思います。地元のスター選手ですし、何かを感じ取ってくれると思います」と期待を寄せる。芸能人の薬物問題などが騒がれる今、社会復帰を目指す少年たちに、細川が熱く語り掛ける。

 [2009年12月8日8時51分

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