オリックス岡田彰布監督(52)が15日のオープン戦日程発表を受け、意外にも阪神無視?

 を決め込んだ。高知県内で2次キャンプを行う両チームは例年同様にオープン戦の初戦(2月27日)に安芸で、2戦目(同28日)には春野でぶつかる。「めちゃくちゃ楽しみ」と言っていた古巣との初対決。14日には「阪神より確率で言えばオリックスの方が可能性がある」と古巣に挑発めいた言葉を発していたが一転、冷静な反応だった。

 「紅白戦はやるけど、まあ最初の実戦(対外試合)やけどな。阪神と?

 オープン戦だからなあ。まず自分のチームを把握せなアカンから、相手のこと考えている余裕はないな」。オープン戦では勝負にこだわる必要もない。選手を白紙の状態から評価し直すため、2月のキャンプ、オープン戦は選手の実力と適性を見極める場。「打者は色々やる(試す)かもしれんし、投手は固定せんとアカン」と明確なプランがある。

 15日は仰木彬・元オリックス監督(享年70)の4度目の命日。「ここと縁があったのは仰木さんが引っ張ってくれたから。一番(野球人生に)影響与えているやろ」。93年オフに阪神からオリックスに移籍した際、恩師は引退から指導者までレールも敷いてくれた。その縁によってもたらされたオリックス監督就任。恩に報いるためにも「打倒阪神」ばかりに気を取られるわけにいかない。

 [2009年12月16日12時27分

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